研究成果 論文(概要)
タイトル
ETC2.0プローブ情報による道路構造が冬期交通に与える効果の把握に関する調査
概要
近年、短期間の集中的・局所的な大雪により、大規模な車両滞留や長時間の通行止めが発生し、社会経済活動のみならず、人命にも影響を及ぼすおそれが危惧されている。「幅広の路肩」及び「登坂車線」のある道路構造は、立ち往生車両が発生した際に、立ち往生車両等を避けて通行したり、除雪後の堆雪スペ ースとなり、車両等が通行するための幅員を確保することができる。このため、「幅広の路肩」及び「登坂車線」のある道路構造は、後続車両の速度低下の度合が少なく、冬期において大規模な車両滞留に備える有効な対策になると考えられる。本研究では、ETC2.0プローブ情報を活用して、「幅広の路肩」及び「登坂車線」が冬期交通に与える影響を確認し、その効果を整理した。また、効果が高いと考えられる気象や交通の条件の整理を試みた。
書誌情報
第70回土木計画学研究発表会・講演集,Vol.70
著者
久保田 小百合, 池原 圭一, 池田 武司, 鏡味 沙良, 中村 孝一, 大橋 幸子