研究成果 論文(概要)
タイトル
まちなかの自動運転移動サービスが一般車両の交通円滑性へ与える影響に関する研究
概要
自動運転移動サービスの安全かつ円滑な走行を確保するため、国土交通省において道路空間に必要な施設等の技術的検証を目的とした実証実験が行われているほか、自動運転に資するインフラの在り方についての検討が進められている。また、まちなかの一般道で自動運転移動サービスを展開している地域では、一般車両の交通円滑性への影響を懸念し、経路上に待避所を設けるなどの対策を講じている路線もある。しかしながら、多様な道路交通環境が想定されるまちなかの一般道においては、一般車両に比べ低速の自動運転バスが混在することによる一般車両への影響について、十分把握されているとは言えない状況である。そこで、本研究では、一般車両の交通量や速度、路上駐車の発生頻度、バス停留所の設置間隔および形式などの条件を変えた全540ケースでの交通流シミュレーションを実施し、ケースごとに自動運転移動サ ービスが一般車両の交通円滑性へ与える影響を定量的に評価した。
書誌情報
第70回土木計画学研究発表会・講演集,Vol.70
著者
村上 舞穂, 藤田 裕士,池田 武司, 大橋 幸子, 前田 大樹, 井上 航