研究成果 論文(概要)
タイトル
ETC2.0プローブデータ分析による凸部・狭窄部の設置方法に着目した効果の特徴整理
概要
生活道路の交通安全対策に凸部や狭窄部等の物理的デバイスを用いる方法がある。設置に際しては、生活道路へ抜け道交通が流入、通行する車両の速度が高いといった地域の課題を考慮し、それぞれの地域でより課題の解決が見込める方法で設置することが望ましい。しかし、物理的デバイスの設置位置、設置数によって設置の効果がどのように異なるかは明確になっていない。そこで、本研究では、凸部と狭窄部を設置している生活道路対策エリアを中心に、課題の内容や分布状況を整理した上で分析範囲等を設定し、ETC2.0プローブデータによりデバイス設置による効果を分析した。結果、特定の路線で車両の速度が高い場合、凸部や狭窄部を連続的に設置することでデバイス設置箇所付近に加え、デバイス間でも速度抑制の効果が期待できること等を確認した。
書誌情報
土木計画学研究・講演集 Vol.60
著者
野田 和秀, 大橋 幸子, 杉山 大祐, 高橋 歩夢, 小林 寛