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キクザキイチゲ
キンポウゲ科
和名は「菊咲一華」で、イチリンソウ(別名「一華草」いちげそう)の仲間で、花が菊に似ていることから名づけられました。花色は白から淡紫色まであり、様々な色のものが見られます。この種も花びらに見えるのは「がく」です。早春、林床に一面に咲く様子は見事ですが、一年のほとんどは落葉の下で過ごします。春早くに茎や葉を地上に出して花を咲かせ、ほんの2ヶ月ほどの間に光合成をして地下に栄養を蓄えます。初夏には果実を残して地上に出ている部分は枯れてしまいます。このような植物は「春植物」と呼ばれます。
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