国総研資料 第 1265 号 |
【資 料 名】 | 空港の無筋コンクリート舗装工事に用いるコンクリートの配合に関する調査 |
【概 要】 | 著者らは,空港の無筋コンクリートの配合に関する参考資料を作成することを目的として,全国の空港の無筋コンクリート舗装工事で使用されたコンクリートの配合に関する調査を実施した.本調査により得られた主な結果は以下の通りである. (1)コンクリートは全てレディーミクストコンクリートであり,粗骨材のほぼ全てが最大粒径40mmの砕石,混和材料は全てAE減水剤であった.セメントは,普通ポルトランドセメントが最も多く,高炉セメントB種や中庸熱ポルトランドセメントが用いられる場合もあった. (2)レディーミクストコンクリートの配合は,プラントの出荷実績に基づき設定されることがほとんどであり,試験練りにより配合が検討された工事は少なかった. (3) 呼び曲げ強度に対する割増し係数の平均値は約1.2であり,その場合の配合曲げ強度は6.0N/mm2である. (4)コンクリートの各材料の単位量には幅があったが,スランプ2.5cmのコンクリートの場合,水セメント比は約40%,単位水量は約140kg/m3,単位セメント量は約360kg/m3であった. |
【担当研究室】 | 空港研究部 空港施設研究室 |
【執 筆 者】 | 河村直哉,坪川将丈 |
研究資料全文
1,394KB | |
目 次 |
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1. はじめに |
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2. 調査方法 |
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2.1 調査対象 | ||
2.2 調査に用いた資料 | ||
2.3 調査対象とするコンクリート | ||
3. コンクリートの材料に関する調査結果 |
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3.1 骨材 | ||
3.2 セメント | ||
3.3 混和材料 | ||
4. コンクリートの配合に関する調査結果 |
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4.1 配合設計の手順 | ||
4.2 プラントの出荷実績に基づく配合の設定手順 | ||
4.3 配合曲げ強度に関する係数(割増し係数と変動係数) | ||
4.4 曲げ強度とセメント水比の関係式 | ||
4.5 水セメント比,単位水量,単位セメント量 | ||
4.6 単位粗骨材かさ容積 | ||
4.7 単位混和剤量 | ||
5. スランプ,空気量,曲げ強度に関する調査結果 |
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5.1 スランプ | ||
5.2 空気量 | ||
5.3 曲げ強度 | ||
6. まとめ |
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参考文献 |
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付録 |