研究成果概要

国総研資料 第 1196 号


【資 料 名】 コンクリート舗装のWestergaard載荷公式及び剛比半径の考察
【概   要】  コンクリート版に発生する応力・たわみの算出手法の研究成果として最も有名なのは,Harold Malcolm Westergaardが1920年代以降に提案したWestergaard載荷公式である.しかしながら,Westergaardによる研究成果や,他の研究者がWestergaardの載荷公式を修正した研究成果は,非常に古い海外文献が多く入手困難な文献がある.以上の理由から,Westergaardの原著や各種文献を参考に,空港土木施設設計要領(舗装設計編)に掲載されている載荷公式の根拠を確認した.また,Westergaardが定義した剛比半径は「載荷中心」から「たわみの変曲点の位置」及び「曲げ応力が0となる位置」までの距離であること,剛比半径を用いて「載荷中心からの距離」及び「コンクリート版のたわみ,曲げ応力,路盤反力」を無次元化することにより,コンクリート版厚,コンクリートの弾性係数,路盤弾性係数によらず分布が同一となることを確認した.
【担当研究室】 空港施設研究室
【執 筆 者】 坪川 将丈
 

研究資料全文

全 文

3,326KB
 

目 次

1. はじめに
2. Westergaard 載荷公式の考察
3. 剛比半径の考察
4. 結論
5. おわりに
 
  参考文献