国総研資料 第 1105 号 |
【資 料 名】 | 回収アスファルトに含まれる油の油種推定方法に関する検討 |
【概 要】 | アスファルトに関する既存の分析手法を参考に,油を含む回収アスファルトに対して組成分析,赤 外線吸収スペクトル分析および示差熱天秤-質量分析を行い,油種推定の可能性を検討した.示差熱 天秤-質量分析であれば,回収アスファルトが何らかの油を含むことを推定できるが,油種を推定す るためには,油を構成する個々の炭化水素を分離し,それらの化学構造を推定する必要があると考え られた.これを踏まえ,熱分解-ガスクロマトグラフを用いた分析方法を新たに検討した.回収アス ファルトが機械作動油を含む場合には,トータルイオンクロマトグラムの保持時間35~50分において n-アルカン等とその異性体に由来するピークが現れ,軽油を含む場合には,炭素数nが13~27のn-ア ルカンのピークが現れることを明らかにした. |
【担当研究室】 | 空港施設研究室 |
【執 筆 者】 | 河村直哉・坪川将丈・渡邊緩子 |
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