国総研資料 第 1103 号 |
【資 料 名】 | ICT浚渫工(港湾)の効率化に向けたマニュアル類の改善に関する検討 |
【概 要】 | 我が国は,少子・高齢化による生産年齢人口の減少が進んでおり,建設業においても業者数・就業
者数ともに1990年代後半をピークに減少している. 国土交通省では,2015年度より労働人口が減少するなか,経済成長を実現するために,生産性を向 上する取り組みとして,「i-Construction」を実施している. 港湾分野においては,2017年度より「ICT浚渫工(港湾)」が実施され,3次元データを用いたマ ルチビーム測量を活用している.マルチビーム測量については,各種マニュアル・要領類が整備され ているが,当初より目指している生産性の向上においては,作業時間や費用面で必ずしも効率化がさ れていない状況である.そこで,2017年度より毎年,効率化に向けた検討を行い,マニュアル・要領 類の改定が実施されている. 本検討では,さらなる「ICT浚渫工(港湾)」の効率化を目指し,マルチビーム測量の関係者への ヒアリング結果をもとに,①「スワス角・重複率」の設定値緩和による測量距離の減少および, ②土 量計算時の取得点群データ処理での選択値として,「最頻値」の追加による使用可能となるソフトウ ェアの増加の2点について,実施工や実験工事でのデータを用いて検証を行い,生産性の向上につな がる改善案の提案をするものである. |
【担当研究室】 | 港湾施工システム・保全研究室 |
【執 筆 者】 | 吉野拓之・井山繁・鈴木達典・坂田憲治・村田恵 |
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