研究成果概要


国総研資料 第 919 号

【資 料 名】 作業船の老朽化対策に向けた活動状況・基礎情報に関する分析

【概   要】  近年の港湾整備における工事の大規模化,複雑化とともに,施工安全性に対する意識の高まり等を背景として港湾工事に不可欠となる作業船に求められる能力もますます高まってきている.
 一方で作業船は,その特殊性に起因して建造,維持管理,運用時の費用などが多額となることから 更新が進まず,老朽化の進行が問題となっている.このため,関連の施策として,競争参加資格審査の際の作業船保有・作業船の性能向上による企業評価や総合評価落札制度における入札時における企業能力点への加点等の取組がなされているが状況を大きく改善するには至っていない.
 このような状況を踏まえ,本研究では,作業船の必要性やニーズの高まりに的確に対応するため,これまでほとんどなされていなかった作業船の船種毎の稼働率の推移等の定量的なデータの整理・分析を行い,作業船の老朽化対策に向けた施策立案等の基礎資料として取りまとめた.

【担当研究室】 港湾施工システム・保全研究室

【執 筆 者】 鈴木 啓介,井山 繁,坂田 憲治



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