研究成果概要


国総研資料 第 898 号

【資 料 名】 輸出入海上コンテナの我が国の地域別貨物量とその流動に関する一考察

【概   要】  経済のグローバル化,アジア新興国の経済成長による国際競争の激化等により,我が国の輸出入貨物輸送を取り巻く環境も大きく変化しており,その国内輸送においても,より効率的な輸送や環境負荷低減などを目指して,環境に優しい内航海運や鉄道を活用するモーダルシフトのほか,トレーラー輸送においても45ftコンテナの活用,輸出や輸入に使うコンテナをより効率的に活用するラウンドユースなどが進められている.
 このような状況ではあるが,今後は,更なる輸送の効率化や環境負荷低減への取組みが求められるほか,我が国の人口減少・高齢化や経済のグローバル化が更に進行し,輸出入コンテナ貨物量はもとより国内の生産・消費地分布や国内での輸送形態などについても大きな変化が想定され,それらへの対応も必要となる.
 これらを背景に今後のコンテナ輸送の効率化への更なる対応のための基礎資料とするために,本分析では,我が国の海上コンテナ貨物の生産・消費地別の貨物量や利用港湾・輸送手段などが把握可能な全国輸出入コンテナ貨物流動調査データを用いて,我が国の207生活圏別をはじめとした国内の地域別の貨物量の動向について分析をするとともに,コンテナ貨物の詰め・取出地にも着目して,国内におけるコンテナ貨物の流動状況,港湾の背後圏などの分析を行う.

【担当研究室】 港湾システム研究室

【執 筆 者】 玉井 和久,佐々木 友子,渡部 富博



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