研究成果概要


国総研資料 第 844 号

【資 料 名】 コンクリート系床版の疲労耐久性の解析的評価手法の開発

【概   要】  道路橋の鉄筋コンクリート床版や鋼コンクリート合成床版などのコンクリート系床版の疲労耐久性については、輪荷重走行試験機による疲労試験方法や耐荷力と関連づけられた疲労照査式が検討されてきた。しかしこれらの方法では床版支間や床版厚など様々な構造等の条件が異なる場合に、疲労耐久性を所要の水準以上となるよう定量的に設計することが困難である。
 本研究では、コンクリート系床版の疲労損傷過程を解析的に模擬し、鋼コンクリート合成床版の部材各部の応用状態を算出することのできる解析手法を開発した。本解析手法を、多様な床版構造に対する疲労耐久性評価に適用できるよう、解析のモデル化において鋼部材とコンクリートの合成効果及び鋼部材とコンクリートの付着特性を考慮し、構造が異なる14種の合成床版を用いて適用性を検証した。また、撤去された実橋梁から切り出した床版の輪荷重走行試験結果と解析結果を比較し、本解析の既設橋の余寿命推定への適用について検討した。

【担当研究室】 橋梁研究室

【執 筆 者】 共同研究参加機関および担当者名簿をご覧下さい。



表 紙 154KB
中 扉 249KB
共同研究参加機関および担当者名簿 321KB
目 次 247KB
本 文
第1章 研究の概要 986KB
第2章 コンクリート系床版の疲労耐久性評価手法の検証 4,243KB
第3章 比較対象とする鉄筋コンクリート床版とコンクリート被害則の設定 1,158KB
第4章 合成床版の疲労耐久性評価に関する検討 28,095KB
第5章 既設橋への適用に関する検討 3,373KB
第6章 研究のまとめ 318KB
資料1 250KB
資料2 814KB
奥 付 154KB
   
全 文 36,820KB