研究成果概要


国総研資料 第 709 号

【資 料 名】 全国幹線旅客純流動調査による主要地域間の鉄道・航空旅客の流動分析

【概   要】  本研究では,鉄道,航空の複数交通機関を対象に,第3回(2000年)及び第4回(2005年)の全国幹線旅客純流動調査を集計,整理する.さらに,交通サービス水準変化や空港,新幹線駅の立地状況等の地理的特徴を考慮して,地域生活圏別に,交通機関,経路選択行動の経年変化等について分析する.
 本研究は,航空自由化,整備新幹線の延伸等航空輸送を取り巻く環境が変化する中,長距離旅客の交通機関,経路選択行動の動向について分析を行うことで,今後の航空・空港政策立案に資する基礎資料の作成を目的としている.
 分析の結果から,例えば東北新幹線八戸駅開業の航空旅客への影響について,同駅の立地する青森県南部地域における影響は大きいものの,県内他地域への影響は比較的小さいことや,近接空港地域における旅客の空港選択行動の変化,旅客の旅行目的による交通機関,空港選択行動の傾向の違い等が観察された.

【担当研究室】 空港計画研究室

【執 筆 者】 寺西裕之,井上岳,丹生清輝



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