研究成果概要


国総研資料 第 551 号

【資 料 名】 我が国発着国際海上コンテナ貨物の流動状況・貨物特性に関する基礎的分析

【概   要】 近年,アジア諸国の経済発展や産業構造の水平分業化の進展等により,企業の調達・生産・販売活動に関わる輸送もグローバル化し,アジア諸国をはじめとする海外との貿易は,国民生活や企業の生産活動などにおいて非常に重要な役割を果たしている.なかでも,国際海上コンテナ輸送は,我が国貿易額の約4割を占めている重要な輸送手段であり,今後とも増大が期待される.一方,船舶の大型化やハブ港湾整備の進展,より効率的で環境にも優しい輸送へのニーズの高まりなど,国際輸送を取り巻く環境は大きく変化している.
このような状況のもと,今後の我が国の港湾整備をより効率的・効果的に進め,国民の視点に立った港湾施策を展開するための基礎資料とするために,本資料は,我が国発着のコンテナ貨物の輸送経路を詳細に捉えられる最新の全国輸出入コンテナ貨物流動調査データ等に基づき,生産・消費地別のコンテナ貨物量,利用港湾や輸送経路,輸送機関等の動向を分析したものである.加えて,最新調査の実施月である平成20年11月のデータについての考察,貨物単価に関わる分析,新たな調査項目である最終船卸港や最初船積港などに関わる分析,国際フェリーやRORO船による輸送動向についても分析を行った.

【担当研究室】 港湾システム研究室

【執 筆 者】 渡部 富博,鈴木 恒平,井山 繁



表 紙 65KB
中 扉 76KB
目 次 35KB
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奥 付 58KB


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