研究成果概要


国総研資料 第 526 号

【資 料 名】 レベル1地震動に対する重力式岸壁の残留変形量に関する
信頼性指標の簡易評価法

【概   要】 本研究は,レベル1地震動に対する重力式岸壁の残留変形量に関する信頼性指標を簡易に評価する方法を検討することを目的としている.既往の研究では,1次近似2次モーメント法(FOSM)を用いて信頼性指標を評価するとともに,2次元地震応答解析の結果から信頼性指標を簡易に評価する方法が提案されている.この簡易評価法は,1回の2次元地震応答解析で信頼性指標の評価が可能であり,設計実務における計算負荷の低減という点で優れている.ただし,この方法で信頼性指標を評価した場合,安全側の評価となる反面,評価精度に向上の余地がある.そこで,本研究では既往の研究よりも精度よく,信頼性指標を簡易に評価する方法を提案する.本研究による方法は,各ばらつきに関する性能関数の導関数を1回の2次元地震応答解析と3回の1次元地震応答解析により推定するものである.

【担当研究室】 港湾施設研究室

【執 筆 者】 安田将人,長尾毅



表  紙 73KB
中  扉 105KB
目  次 102KB
本  文 1,086KB
奥  付 72KB


全  文 1,197KB