【概 要】 |
近年の東アジアの航空市場の発展は著しく,今後もその傾向は続くと予測されている.東アジア地域の国々では,韓国の仁川国際空港といった大規模国際空港の開港や,ローコストキャリアと呼ばれる低価格航空会社の登場により,航空機材サイズ・就航便数の変化が注目される.航空機材サイズの変化に関する分析結果は,航空需要や離着陸回数に影響を及ぼす要因となっており,空港の施設計画や空港容量の検討をする上でも有用な情報となる.このような背景のもと,本資料では,ICAOのTFSデータを基に,1990年,1995年,2000年,2004年の東アジア地域内発着の国際航空路線の平均提供座席数を求め,東アジア地域内の機材サイズの変化について時系列的に整理・分析を行った.本資料により,大型化傾向の方面の路線を多く有している空港や,平均提供座席数の増減を繰り返す方面の路線を多く有する空港など,空港毎の特徴が確認できた. |
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