【資 料 名】 |
耐震強化施設としてのコンテナクレーンの耐震性能照査手法に関する研究(その1) |
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【概 要】 |
『港湾の施設の技術上の基準を定める省令』及び『港湾の施設の技術上の基準の細目を定める告示』の改正(2007.4)にともない,技術基準対象施設として荷さばき施設のうち石油荷役機械以外の機械が追加され,さらに耐震強化施設に設置される荷役機械についてはレベル2地震動に対する要求性能及び性能規定が明確に規定された.しかしながら,技術基準改正に対応した設計事例が存在しないことなどから,耐震強化施設としての荷役機械を対象とした耐震性能照査手法の標準化及び照査項目等の明確化が必要とされている.
このため,本研究では,その一環として以下に示す検討を行った.
?@コンテナクレーンの耐震設計に関する課題の整理及び係留施設とコンテナクレーンの双方の耐震性を確保するための標準的な耐震性能照査の在り方の検討
?A模型振動実験及び数値解析により,コンテナクレーンの重心位置の加速度応答を評価するための簡易手法(1質点モデル)の長周期・長継続時間の地震動に対する適用性の検討
?B技術基準改正にともなう設計入力地震動(レベル2地震動)の変更が,コンテナクレーンの最大応答加速度や免新装置に求められるストローク量に及ぼす影響の概略評価
?C30mスパン級のコンテナクレーンの基本諸元の整理
本資料は,以上に示した検討結果を(その1)として報告するものである. |
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【執 筆 者】 |
宮田正史,竹信正寛,菅野高弘,長尾 毅,小濱英司,渡部昌治 |
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