研究成果概要


国総研資料 第 447 号

【資 料 名】
東京湾シンポジウム報告(第1回〜第6回:環境のグランドデザインを目指して)

【概   要】
東京湾シンポジウムは,平成13 年から国総研が主催して行っているシンポジウムである.いままで,東京湾の環境上の問題点(第1 回,第2 回),再生の計画や内外の事例の紹介(第2 回,第4 回),モデル化や評価技術の検討(第2 回,第3 回,第5 回),自然再生の試みと評価(第2 回,第3 回,第4 回),ソフト的アプローチ(第5 回)などが議論・話題提供されてきた.第6 回は,平成17 年6 月2 日に開催され,国総研のプロジェクト研究「快適に憩える美しい東京湾の形成に関する研究」の現在までの研究進捗状況の発表を行うとともに,東京湾再生行動計画等への反映について行政担当者や現場で自然再生に取り組む方々と意見交換を行い,広く議論を共有することを目的として開催された.
その結果, 1)東京湾を再生のポテンシャルを持ち,市民が快適に憩える場と理解し,社会経済活動の発展,生態系のネットワークの保全,さらには広域の物質循環に配慮した順応的なシステムを持った環境施策が有効であると考えられること. 2)そのためには,人と海のつながり,適材適所の生物生息場の保全・創造,物質循環の健全化のための施策応援の仕方 についてのとりまとめや技術開発をしていくことが重要であること.などが,明らかになり,「東京湾のグランドデザイン(修正案)」を取りまとめることができた.

【担当研究室】 海洋環境研究室

【執 筆 者】 古川恵太 



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中 扉 210KB
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