研究成果概要


国総研資料 第 308 号

【資 料 名】 東京湾臨海部におけるエネルギー消費量の推計に関する調査

【概   要】 エネルギーを多く消費するエネルギー転換部門と産業部門は,施設の多くが臨海部に集中している.臨海部においてエネルギー消費削減に取り組んでいくため,東京湾を対象に,産業部門,業務部門,家庭部門,エネルギー転換部門におけるエネルギーの消費量を既存の統計データを基に推計した.
  東京湾臨海部における4消費部門合計のエネルギー消費量は約2兆3500億MJに達し,エネルギー転換部門が最も多かった.次いで産業部門が多く,業務部門と家庭部門の消費量は少なかった.都県別には千葉県が最も多く,次いで神奈川県で,この2県でほとんどを占めていた.
  また,臨海部におけるエネルギー消費の動向をみる参考とするため,臨海部に立地する主要な業種である鉄鋼,化学,エネルギー,輸送機器を対象として,主要企業のエネルギー消費量の動向あるいはエネルギー消費量削減の取り組みを,公開資料をもとに整理した.どの業種においても,概ね業界の自主目標に準じたエネルギー消費量削減が達成されている.

【担当研究室】 沿岸域システム研究室

【執 筆 者】 石田崇,鈴木武



表 紙 103KB
中 扉 298KB
目 次 178KB
本 文(p1〜p15) 725KB
付 録(p16〜p23) 507KB
奥 付 92KB

全 文 1,056KB