【資 料 名】 |
国土交通省の国道事務所における知識の共有と
活用による業務マネジメントの方法論に関する研究 |
【概 要】 | 現代社会における新たな行政課題の出現と国民の価値観の多様化を受け,行政はこれまで以上に多様で幅広い知識を吸収し,行政が提供するサービスの改善や住民等と行政との良好な関係の構築に活用していく必要がある。しかしながら,これらの取り組みは期待されたほど大きな効果を上げておらず,国道事務所ではこれまで蓄積してきた知識を組織の意思決定に十分活用できていない,という知識の共有と利活用の不足に起因すると考えられる課題が生じている。
このような問題意識を背景として,国土交通省における知識の共有と利活用の推進役であるべき情報基盤研究室は,知識の共有と利活用に関連する理論や民間企業等の先進事例を調査・研究し,組織的に知識を共有し利活用するための方法の構築に取り組んできた。
本研究では,これらの研究に基づいて方法論の仮説を構築し,この方法論の仮説を国道事務所等の業務の改善に試験的に適用することにより,方法論の仮説の有効性を実証した。さらに,これらの実践的な取り組みを通じて,本研究で提示した方法論の仮説の課題や改善すべき事項等について考察を加えた。
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