【資 料 名】 |
東アジア内の旅客ODのクロスセクション分析及び時系列分析 |
【概 要】 | 近年,東アジアにおける航空市場の発展は著しく,航空旅客については全世界では毎年3%ほどの伸びであるのに対して,アジアでは5〜8%もの伸びを記録している.なお,IATAの予測によれば,2020年には世界の50%の航空市場を東アジアで占めるとされている.アジアにおける経済発展が最大の理由だが,ひとつの要因として挙げられるのは,香港,クアラルンプール,ソウル,上海などアジアの国際空港の新設である.
本稿では東アジア内での航空ネットワークの変遷を調べるために,東アジア内の国際線の空港間OD(Origin
and Destination)表を作成した.OD表はICAOのデータをもとに,1985年,1990年,1995年,2000年の4断面としている.また,このOD表から旅客流動のクロスセクション分析及び時系列分析を行った.本分析の成果は,東アジアにおける航空需要ネットワークモデルの基礎資料ともなるものである.
|
【執 筆 者】 |
深澤清尊,石倉智樹,杉村佳寿,滝野義和 |
|