研究成果概要


国総研資料 第 131 号

【資 料 名】 東アジア内の旅客ODのクロスセクション分析及び時系列分析

【概   要】  近年,東アジアにおける航空市場の発展は著しく,航空旅客については全世界では毎年3%ほどの伸びであるのに対して,アジアでは5〜8%もの伸びを記録している.なお,IATAの予測によれば,2020年には世界の50%の航空市場を東アジアで占めるとされている.アジアにおける経済発展が最大の理由だが,ひとつの要因として挙げられるのは,香港,クアラルンプール,ソウル,上海などアジアの国際空港の新設である.
 本稿では東アジア内での航空ネットワークの変遷を調べるために,東アジア内の国際線の空港間OD(Origin and Destination)表を作成した.OD表はICAOのデータをもとに,1985年,1990年,1995年,2000年の4断面としている.また,このOD表から旅客流動のクロスセクション分析及び時系列分析を行った.本分析の成果は,東アジアにおける航空需要ネットワークモデルの基礎資料ともなるものである.

【担当研究室】 空港計画研究室

【執 筆 者】 深澤清尊,石倉智樹,杉村佳寿,滝野義和



表 紙 24KB
中 扉 62KB
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