研究成果概要


国総研資料 第 98 号

【資 料 名】 空港ターミナル及び空港アクセス道路の景観ポテンシャルに関する基礎的研究 −地域の価値向上のためのゲートウェイ空間整備手法の確率に向けて−

【概   要】 空港ターミナル及び空港アクセス道路(以下,「ゲートウェイ空間」と呼ぶ。)は,来訪者が当該地域の価値(イメージ)を決める「玄関」や「窓」あるいは,居住者が地域の価値(イメージ)を形成するにあたって骨格となる重要な空間である。その空間整備は地域固有の価値向上とともに周辺地域を含めた地域の活性化に効果的に寄与,波及すると考えられる。しかし,このような観点からゲートウェイ空間に関する整備や研究が行われたことはない。そこで,本研究においては,ゲートウェイ空間における景観的なポテンシャルに着目し,@地形図,地形解析ソフトを用いて,日本全国の空港ターミナル及びアクセス道路の空間類型を抽出し,その空間特性を把握するとともに,空間体験における課題を整理した。Aさらに空港ターミナル及びアクセス道路の図面分析,現地調査を行い,課題を抽出するとともに,ポテンシャルの活用方策について提言した。本研究は,将来的なゲートウェイ空間の研究にあたっての基礎的な位置づけとなるものである。

【担当研究室】 空港ターミナル研究室

【執 筆 者】 上島顕司,吉村晶子 








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