研究成果概要


国総研資料 第 63 号

【資 料 名】 係留施設の船舶接岸時の性能設計法に関する基礎的研究

【概   要】  次期港湾基準においては,信頼性設計法の全面的な導入が考えられている.本研究では,性能規定型の港湾構造物の設計法確立のため,係留施設のうち船舶の接岸に関係する設計法に関する検討を行った.具体的には,船舶の接岸に関するパラメータの従う確率分布をもとに,防舷材の設計法の信頼性理論に基づく検討を行い,安全係数を提案した. さらに,船舶接岸時に防舷材反力の作用による安全性照査が必要になる桟橋の設計に関する現地観測実験を行った.その結果,観測対象の範囲においては船舶接岸時の桟橋の変形量は現行設計法による変形量と比較して非常に小さいことが明らかとなった.

【担当研究室】 港湾施設研究室他

【執 筆 者】 長尾毅,岡田達彦,岩田直樹,松本英雄,石田誠,佐藤祐司



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