研究成果概要


国総研資料 第 18 号

【資 料 名】 東アジア地域に視点をおいた対北米コンテナ貨物流動分析(2001)

【概   要】  現在の海上コンテナは,北米,欧州,東アジアの3極を中核として流動している.この3極のうち,特に東アジアを核とした流動量および東アジア域内での流動量が著しく増大している.また,世界に対する東アジア地域諸国におけるコンテナ港湾取扱量のシェアは増大しており,特に中国が著しく伸びている.
 こうした状況の下,本研究では,このように近年の流動量および増加率が著しい東アジア地域における新たな動向を把握するために,主要港湾におけるコンテナ輸送の特性分析を目的とする.具体的には,コンテナ輸送が盛んである対北米コンテナ貨物に着目し,東アジア地域の主要コンテナ港湾での流動パターンの分析を行った.さらに,東アジア地域のうちコンテナ貨物の増大が著しい中国の主要港湾について流動パターンの分析を行った.
 これらの分析から,コンテナが港湾を通過するパターンの実態を把握した.東アジア地域の主要港湾におけるコンテナ流動パターンが直行コンテナおよびトランシップコンテナを中心としていることを明らかにした.また,中国の主要港湾におけるコンテナ流動パターンが直行コンテナおよびフィーダーコンテナを中心とし,そのフィーダーコンテナの主な流動先となる香港港に対する依存度が変動していることを明らかにした.

【担当研究室】 港湾計画研究室

【執 筆 者】 白井宗一郎,高橋宏直



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中 扉 63KB
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