調査報告（速報）をHP で公開 ～令和6 年（2024 年）能登半島地震による鉄筋コンクリート造等建築物の被害調査報告（速報）～

令和6年6月21日

• 　令和６年能登半島地震による石川県能登地方における鉄筋コンクリート造等建築物の被害 について、国総研及び建研が実施した調査の速報を両研究所のホームページに掲載しました。

＜概要＞

• ○建築物の転倒や沈下・傾斜といった、地盤の変状および建築物の基礎の損傷に起因すると思われる被害が確認された。基礎部分
  　の損傷程度と比較して、上部構造の損傷程度は小さい。RC 造杭基礎建築物の転倒被害は初めて確認された被害であるが、基礎
  　の損傷に起因する傾斜被害や、傾斜・沈下に伴う1 階床の盛り上がり等の被害は過去の地震でも確認されている。
  
  ○航空レーザ計測結果に基づいて地盤変位の大きいエリアについて重点的に調査を行い、計測結果と同様の地盤変状が確認され
  　た。また、当該エリアにおいて地盤変状に起因する建築物被害も確認された。
  
  ○航空レーザ計測による建築物の被害判定結果と実建築物被害の関係について分析し、一定の整合性が確認された。
  
  ○本資料は、国総研ホームページ及び建研ホームページで公開しています。
  　ダウンロード先ＵＲＬ：
  https://www.nilim.go.jp/lab/bbg/saigai/R5/notojishin07.pdf
  
  ※同時発表：国立研究開発法人建築研究所