

光とおどる風の橋
つくば市立桜南小学校 星尾 明里 さん
<製作者の作品アピール>
私の橋は「風」をモチーフにし、目に見えない空気の動きをどう表現するか
にこだわりました。
試作の中で、縦にも横にもうねりをつけるデザインを思いつき、
組子の構造にすることで、丈夫さと風の軽やかさを出しました。
少しずつ前後のうねりをずらしていくために、一つ一つのパーツに記号をつけて、
形をミリ単位で記録していく作業が大変でしたが、
全体が組み合わさった時の仕上がりが美しくて、嬉しかったです。
真上から見ても、風に運ばれている花や葉のデザインが入っています。
風に浮くシャボン玉を飾り、太陽の光を受けているイメージで色をつけました。
本来は歩くことが出来ない「風」の上を渡る、不思議な体験をして欲しいです。
<審査員の講評>
形がなく目には見えない風にのって川をわたってみたいと思わせる橋です。
モチーフも素敵ですが、綿密な設計により、格子構造の複雑な曲面をもった橋をつくり上げる工作力に、
おどろかされました。
花や葉が光りかがやきながら風にまう様子を表現したいろどりも美しく、ほんとうの橋になるとよいな、
と思いました。

麻刀橋
つくば市立香取台小学校 野上 紫央 さん
<製作者の作品アピール>
麻の葉模様は魔除けの意味が込められているのでこの橋を渡ると幸せが訪れます。
一つ一つ丁寧に作りました。
<審査員の講評>
魔除け(まよけ)の文様として平安時代から親しまれてきた麻(あさ)の葉の形に組まれた
橋の路面をわたると、なにか良いことがありそうです。
両側の橋桁(けた)は、たがいちがいの方向に向いた日本刀の形をしていて、
スパッとシャープに橋を支えています。
細部までていねいな工作がなされた気合いのこもった橋です。

海へ続く橋
つくば市立沼崎小学校 若梅 優実 さん
<製作者の作品アピール>
砂浜や波、波あわをイメージし、きらめく海を表現した。
<審査員の講評>
砂はまや波、波のあわなど、自然の様子の表現が、人工構造物である橋とは発想が大きく異なっており、
あざやかです。
まるで海の神様がおどるステージのようで、どこから見ても非対称(ひたいしょう)で有機的です。
一方、人が安心して通れるように、路面部分には石だたみがしかれていて、やさしい気づかいがされています。


和橋
つくば市立東小学校 町田 翔平 さん
<製作者の作品アピール>
木造の橋を表現し、飾りつけのパーツも組み合わせて作ったところ。
<審査員の講評>
神社の境内にありそうな橋が非常にていねいに作られています。
作品の色ぬりもパーツ毎にていねいにされており、構造的な美しさが表現されています。
また、欄干(らんかん:橋のさく)に付けられた金色の擬宝珠(ぎぼし:欄干のかざり)を引き立ててます。
構造的には、路面に小さなアーチが作られていて橋全体が安定したものとなっています。

琴巴の作った琴の橋
つくば市立松代小学校 中山 琴巴 さん
<製作者の作品アピール>
橋が曲線になっているところ。中に円柱を入れて1キロたえられるようにした。
柱が車の標識になってるところ。黒と金が生えて高級に見えるところ。
木の木目と和紙が合ってるとこ。
<審査員の講評>
橋の中央が高く、両わきが低くなるように作られたアーチ構造と橋の内部中央部分にほどこされた補強パーツが橋全体の強さにつながっています。
琴の弦(げん)と駒(こま)にえがかれた道路標識により、弦が車の走る車線を表しているようです。
この橋をわたるときれいな琴の音色が聞こえそうです。

逆さ富士橋
つくば市立春日学園義務教育学校 小林 璃央 さん
<製作者の作品アピール>
これまでになかった橋を作ろうと思いました。これまで、ありそうでなかった、
山の中のトンネルの下にある橋を作ってみました。
そして、その山が富士山だったらとてもワクワクすると思いました。
逆さ富士もとてもきれいに見えて、みんながよろこんでくれるような、橋を作りました。
<審査員の講評>
橋なのにトンネル?、しかも富士山をかん通している。川面に山が映らなくても逆さ富士が見える様に
構造として作ってしまう発想がとても自由でステキです。
構造としては、富士山を見立てた台形のアーチとトンネルのアーチで非常にがんじょうです。
また、逆さ富士の構造も橋全体の強さに一役買っています。

サカバンバスピスの橋
つくば市立学園の森義務教育学校 平谷 栞菜 さん
<製作者の作品アピール>
サカバンバスピスのチャームポイントである丸みを毛糸で表現しました。
<審査員の講評>
絶めつした古代の魚が素晴らしい表現で再現されています。
毛糸で作られた丸い魚体が目を引きますが、二階建て構造になっている各層は、
路面の内部に補強が入れられており、構造全体としては非常に安定しています。
下の層には外から入ることができないので、橋の中の休けいスペースでしょうか?

フクロウのいる森
つくば市立みどりの学園義務教育学校 管野 稜久 さん
<製作者の作品アピール>
自然を壊さない橋づくりをしているところ
<審査員の講評>
橋全体が緑にぬられ、山の中では、自然の森にとけこんでいきそうです。
トラス構造が橋の安定感を出していますが、路面のうらにはていねいに折られたじゃばらのパーツが付けられていて、橋全体をがんじょうなものにしています。
フクロウも安心して過ごせそうですね。


かめブリッジ
つくば市立研究学園小学校 加藤 航 さん
<製作者の作品アピール>
人が通るところを五角形にしたところ
<審査員の講評>
緑と青のコントラストがあざやかでサッカーボールのような甲羅(こうら)が目を引きます。
空を見上げてるようなカメの表情がユーモラスで思わずニンマリ。
五角形の組み合わせが見事で、ていねいな工作技術で仕上げられています。

シャチとイルカのジャンプ橋
つくば市立竹園西小学校 笠間 彩乃 さん
<製作者の作品アピール>
シャチやイルカがジャンプをしている下をくぐれる橋を作りました。
橋の左右の泡は、トレーシングペーパーやセロハンを使って透明感を出しました。
また、石のような模様の紙を使って、石だたみの橋を表現しました。
<審査員の講評>
ジャンプするシャチやイルカの活気がワクワクさせます。
青い輪のトンネルが、別世界につながっているような期待感を表しています。
トレーシングペーパーを使いランダムに配置されたあわや石だたみの表現も見事です。
水族館への入口にこんな橋があったら楽しいでしょうね。

災害支援対応クーリングシェルター橋
つくば市立竹園西小学校 山越 大慶 さん
<製作者の作品アピール>
ドームは空調のあるクリーニングシェルターです。アイスホテルを意識した彩色にしました。
災害時は橋を拡張して、災害支援の拠点にしたいです。ヘリポートと、スーパーアンビュランスや指揮支援車など大型車両が停められる駐車スペースにしました。
青い部分でソーラー発電して、この橋内でカーボンニュートラルを達成できたら、エコと電力遮断に対応できると考えました。色はもう少し濃い方が発電している雰囲気が出たかなぁと思います。
ボール紙で作った時はスムーズに動いたのですが、塗装により抵抗が生じて動かなくなったので裏側は鉛筆で塗装し滑りを良くするなど色々チャレンジしました。でも動きが悪いです。
審美性と機能の両立が難しかったです。
<審査員の講評>
タイトルにある、災害時を想定した発想とコンセプトが素晴らしいです。
ゆるい曲線のドーム型の屋根は洗練されたデザインで、見事なバランスが美しいです。
橋内でカーボンニュートラルが達成できるなんてこれから作られる建造物のお手本のようです。
機能性と美的要素の両立が見事です。

ステゴサウルスの橋
つくば市立並木小学校 方波見 遙乃 さん
<製作者の作品アピール>
ステゴサウルスの化石とアーチ橋を組み合わせて作りました。
そうしょくする前にアーチ橋に1kgの重りをのせてたえる事をかくにんしました。
化石のふんいきを出すために3色の紙をちぎってはりました。
人が歩ける道をアーチ橋の下に作りました。
<審査員の講評>
恐竜(きょうりゅう)好きらしい作者の想いが、ステゴサウルスのしっかりとした造形に表れています。
全体はダイナミックでディテールは繊細な技術で組み立てられてます。
ちぎってはってある同系色の3種類の紙が、恐竜と化石のイメージをとても高めています。
美しく心地よい作品です。

世界を繋ぐ架け橋〜大屋根リング〜
つくば市立沼崎小学校 岡野 祥大 さん
<製作者の作品アピール>
実際に大阪関西万博に行って大屋根リングを観察しました。
また、色々な国のパビリオンにも行きました。
大屋根リングに国旗を立てて、世界のみんなが仲良くなれるように、
リングに祈りを込めました。
<審査員の講評>
今回のコンテストでは、大阪関西万博をテーマとした作品の参加が見受けられますが、
その中でも本作品は特に見事でした。
実際に会場に行き大屋根リングを歩いた体験や現場で感じた楽しい想いが意欲となり、
リアルなクオリティを引き出しています。
国旗を一つ一つ手書きで仕上げる努力も感じられます。


イルカ橋
つくば市立小野川小学校 松本 優依 さん
<製作者の作品アピール>
この橋は私が大好きなイルカをモチーフにしています。通る人がわくわくする様な橋になりました。
1kgの重りに耐えられる様に強度を付けるため、上段の1・2段目はトラス構造にし、3段目はじゃばら折りにした紙を挟んでいます。
トラス構造は強度に加えて、美しさもでたと思います。
イルカは優雅さと賢さで多くの人に愛されています。
イルカの泳ぐ姿を見ると心が穏やかになり日常の悩みから少し離れる事が出来ます。
このイルカ橋を渡ると幸せや希望を感じられ未来を明るくしてくれる、イルカ橋にはそんなパワーがあります。
<審査員の講評>
今にも泳ぎ出しそうなイルカ本来の愛らしさと優れた構造をあわせ持っており、
海をわたるための橋だと感じました。
もし大きな災害が起きたら、このイルカの上に人を集め、船として橋ごと海へ送り出せるようなシステムが
あるといいな、そうすれば災害に対する不安も減らせるかもしれないな、と想像がふくらみました。

波橋
つくば市立栗原小学校 倉田 柚月 さん
<製作者の作品アピール>
葛飾北斎の富嶽三十六景神奈川沖浪裏をイメージして作りました。
丈夫な橋にするためトラス構造を組み合わせ、波を表現しました。
<審査員の講評>
小さな三角柱のパーツを並べて積み上げ、どっしりと堂々としたトラス構造が組み上げており、
海で大きな波を見たときに感じるうねりや重厚感をもった橋ができました。
また、青と白だけで仕上げることにより本物の波との一体感も生まれています。
北斎(ほくさい)の作品のイメージを損ねることなく、
まるで一枚の絵を見るような美しい仕上がりになりました。

きらめく鉱物橋
つくば市立東小学校 木村 さくら さん
<製作者の作品アピール>
大好きな鉱物をイメージして作りました。
強くするために三角や六角の柱をたくさん入れて、水晶の鉱脈みたいにしました。
道路部分には桜石のような模様をいれました。
<審査員の講評>
まるで地中から光を放つ鉱脈が顔を出したような、力強く美しい橋です。
三角や六角の形のたくさん組み合わせが、強さと美しい輝き(かがやき)を見事に両立させています。
桜石のような模様も印象的で、見ていると鉱物の世界へと引き込まれるような力を持っています。
大好きな鉱物への思いが、橋そのものを輝かせているように感じます。

カラフル島の秘密
つくば市立春日学園義務教育学校 寺川 実希 さん
<製作者の作品アピール>
橋の構造はハニカムにしました。
丸太の橋を渡り始めたら、実は島全体が橋だった!
という構想を形にしてみました。
水面の様子を折り紙をちぎって貼ったところと、ハニカムの側面に魚達が泳いでる様子を表現しました。
<審査員の講評>
青い海の上にうかぶ島が、実は橋だった、という発想にワクワクしました。
ハニカム構造を生かした橋の形に、魚や海そうの細かな表現の工夫で、
橋が海と一体化しているように見えます。
折り紙の水面も波がゆらめくように感じました。
カラフルな島に心がおどり、見ている人を夢の島へ連れていってくれるような楽しい橋です。

Spiral of Life
つくば市立みどりの学園義務教育学校 中村 美陽 さん
<製作者の作品アピール>
大阪・関西万博を見て、ふだんは見えないDNAにとても興味をもちました。
DNAが「二重らせん」ということを知って、そのふしぎな美しい形にみりょくに
感じ、橋の屋根にその形を取り入れました。
この屋根は、過去から未来まで受け継がれていく『命のバトン』をイメージ
しています。
カラフルな色については、いろいろな人がそれぞれちがう個性を持つ『十人十色のDNA』を表しました。
前回、ハニカム構造の橋を作ったので、今回はデザインとして六角形の柱にしました。
そして、三角形や六角形は力に強い形だと前回学んだので、今回も1キロの重さにもたえられるように、
うら面も工夫しました。
<審査員の講評>
空に向かってのびる「二重らせん」の屋根がとても印象的で、見上げたくなるような美しさにあふれています。
橋全体で生命のつながりをテーマにし、細部にわたってその深い意味を表現しています。
カラフルな色が個性を表現しており、らせんのしなやかさの中に、力強さも感じられます。
未来へと続く希望の橋となりました。


ウミガメと小鳥の橋
つくば市立みどりの学園義務教育学校 温井 皐月 さん
<製作者の作品アピール>
鳥が好きなので、鳥たちが幸せにくらせる地球のことを考えました。
環境保護を考え、海のよごれや海岸開発で数がへっているウミガメを選びました。
ウミガメの丸い背中で強度が出るようにたくさん試作しました。
強くなるように真ん中に六角形の柱をたて、二つのフレームを重ねました。
一番上は広げたかさの骨みたいに12本のベルトを付け、丸いH型構造でささえました。
いい高さ、形にするのがとても大変でした。
ウミガメの目が大きくてやさしく見えるようにレジンで作りました。
大好きなウロコインコの親子を心をこめて作りました。
※「土木の日2025賞」とは?
「土木の日2025賞」は、「土木の日2025」一般公開(令和7年11月15日(土))にご来場いただいた皆さまの投票により決定する賞です。
「ボール紙で作る橋コンテスト」は、30年にわたる歴史のなかで、のべ約14,000名の児童に参加いただいております。
この賞は、コンテストの四半世紀の歴史を記念し、参加者への感謝の意味をこめて、平成30年に創設されました。