受信感度調整回路 |
【特許番号】第2961265号 【請求項1】 コイル状の第1のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増幅或は減衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段と、増幅減衰信号から包絡信号を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出手段から出力される包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出信号を生成するA/D変換手段と、前記増幅減衰手段、包絡抽出手段、A/D変換手段を増幅率或は減衰率を変えて複数有し、更に、デジタル包絡抽出信号を格納する格納手段と、複数の前記デジタル包絡抽出信号のうち、オーバフローしていない最大レベルの最適デジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有し、選択された前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴とする受信感度調整回路。 【請求項2】 包絡抽出手段は増幅減衰信号を全波或は半波整流し、低域濾波器を通過させることを特徴とする請求項1に記載の受信感度調整回路。 【請求項3】 コイル状の第1のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増幅或は減衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段と、増幅減衰信号をデジタル化してデジタル増幅減衰信号を生成するA/D変換手段と、前記増幅減衰手段、A/D変換手段を増幅率或は減衰率を変えて複数有し、複数の前記デジタル増幅減衰信号を格納する格納手段と、複数のデジタル増幅減衰信号から、複数のデジタル包絡抽出信号を生成するデジタル包絡抽出手段と、複数のデジタル包絡抽出信号のうちオーバフローしていない最大レベルの最適デジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有し、選択された前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴とする受信感度調整回路。 【請求項4】 デジタル包絡抽出手段は、デジタル増幅減衰信号をデジタル処理により、二乗するか正の値はそのままで、負の値は0或は絶対値に変換し、デジタル低域濾過フィルタ演算を行う手段であることを特徴とする請求項3に記載の受信感度調整回路。 【請求項5】 コイル状の第1のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおいて、路面と車体との間隔を測定する測定手段と、前記間隔により、第2のアンテナの両端のアンテナ電圧を増幅或は減衰させる割合を算出する算出手段と、前記割合に応じて、アンテナ電圧の利得を調整する利得調整手段と、利得調整手段の出力から包絡信号を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出手段から出力される包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出信号を生成するA/D変換手段と、デジタル包絡抽出信号を格納する格納手段とを有し、デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴とする受信感度調整回路。
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