国民生活を支える国際物流拠点の役割 −世界を巡る海上コンテナ−
港湾計画研究室長 高橋 宏直 島国の日本では、国際貿易の 99.8%(重量ベース)が港湾を経由しており、産業、経済、生活は国際海上輸送に大きく依存している。この国際海上輸送では輸送手段としてのコンテナ化が大きく進展し、国際海上定期貨物では90%以上がコンテナ化している。日本にも多くのコンテナ船が寄港し、現在ではコンテナ船の寄港実績で日本が世界第1位になっている。また、最近10年間において世界の港湾でのコンテナ取扱量は2.4倍、最大級のコンテナ船の積載能力は2倍になるなど、海上コンテナ港湾を取り巻く環境は著しく変化している。本講演では、世界的な動向分析結果およびコンテナ港湾整備の重要性について言及する。 |
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国土交通省 国土技術政策総合研究所 |