21世紀の道路交通

−高度道路交通システム(ITS)がもたらすもの−

 

高度情報化研究センター長  山田 晴利

 

 道路交通においては、交通事故、渋滞、環境負荷の増大に代表される「負の遺産」の解消が大きな課題となっている。最先端の情報通信技術(IT)を用いて、「人」と「道路」、さらには「車両」を一体のシステムとして構築・運用する高度道路交通システム(ITS)は、これらの課題を解決する有力な手段として期待されている。

 本講演では、ITSの中でも研究開発が進んでいる走行支援システムおよび最近開発が始められた歩行者ITSをとりあげ、これらの新しい交通システムがどのような機能をもち、どのような課題の解決に寄与するのかを述べる。さらに、こうしたシステムによって実現される将来の交通、さらには社会生活の姿についても展望する。




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