次世代の協調型ITSに関する共同研究

研究の背景と目的

協調ITS(Cooperative ITS)は、路車間通信、車車間通信(車-インフラ-車間通信を含む)、通信方式やデータ形式などの整合を図り、両システムが連携、補完することで、様々なITS サービスアプリケーションを実現するものです。

欧米では、政府方針の下、協調ITS に関する実証実験が活発に行われ、国際的に標準化が急速に進行しており、ITS 技術の国際展開においても協調システムの開発は重要となっています。

ITS研究室では、政府目標の「交通事故死者数の人口比世界最小(2,500人以下)」、「交通渋滞の大幅な削減」の実現や、従来的な個別システムでは実現できていないサービスの実現を目的として協調ITSの研究開発を行っています。


※個別システムでは実現できていないサービスの例
  • 路車・車車協調による格段に安全な安全運転支援システム、自動走行システム
  • 車両情報とインフラ情報を融合した、リアルタイムできめ細かな渋滞予測情報提供
  • スマートフォンとの連携による、道路交通の円滑化・快適性向上の支援 など

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共同研究の概要

研究期間

  • 第1フェーズ:2012年9月~2013年12月
  • 第2フェーズ:2014年1月~(調整中)

共同研究者

15者

エリクソン・ジャパン、沖電気工業、ソフトバンクモバイル、デンソー、トヨタ自動車、日産自動車、日本電気、パシフィックコンサルタンツ、日立製作所・日立国際電気、本田技術研究所、三菱重工業、三菱電機、NEXCO東日本、NEXCO中日本、国土技術政策総合研究所


研究体制

全体会議および3つのサブワーキング(サービス検討SWG、路車・車車間通信連携SWG、携帯電話網利用検討SWG)を設置し、検討を重ねました。

協調ITSの概念(イメージ)
研究体制


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検討状況・スケジュール

検討状況

  • 協調ITSサービスを、安全運転の支援、交通流の円滑化、環境の改善、快適性の向上、緊急時対応、行政活動支援、経済活動支援の7つの大項目に分類し、196のサービスをリストアップしました。
  • 路車・車車間通信連携検討SWG、携帯電話網利用検討SWGにおいて、サービス詳細定義や論理モデル・物理モデルを検討しました。
  • 研究・開発の方向性を整理するとともに、重点的に検討するサービスを抽出し、このサービスについてシステムの検討を実施しました。
  • また、国内外普及展開ロードマップとして、日本での普及展開や、国際展開の検討を実施しました。

検討スケジュール(第1フェーズ)


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研究・開発の方向性

次の5つのテーマを掲げ、協調ITSによるサービスの実現に向けた研究・開発の方向性の検討を行いました。

  1. 自動走行につながる高度な安全運転・円滑化支援
  2. 車両関連情報・インフラ情報による道路交通の円滑化・快適性向上、道路管理の高度化
  3. 災害時における情報収集・提供
  4. 人の円滑・安全な移動の確保
  5. 民間サービスの市場創出

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各テーマの実現イメージ

各テーマの実現イメージ
各テーマの実現イメージ

ITS世界会議東京2013でのデモンストレーション

  • 携帯電話網とITSスポットの連携により実現する様々なサービスを体験するショーケースを実施。
  • スマートフォンの画面に、携帯電話網を利用して提供される情報やITSスポットからの道路交通情報が連続的に表示されます。

「モバイル通信とITS スポットの協調サービス」ショーケース説明ビデオ
※ショーケース説明ビデオを別ページで再生