危機管理

インフラの被災状況を迅速に把握・共有する方法

 国土交通省が管理する河川や国道には約2万台のCCTVカメラが設置され、維持管理や防災に活用されています。 災害時にはCCTVカメラ画像から土木施設等の被害状況の把握を行っていますが、この場合、CCTVカメラを1台ずつ操作する必要があるため対象地域内のCCTVカメラの画像確認が完了するまでに時間を要します。特に被害範囲が大きくなる大地震においては画像確認完了までに要する時間は長くなります。
 そこで国土技術政策総合研究所では、地震発生直後に気象庁が発表する行政界震度情報(市区町村単位の最大震度情報)に基づき、設定震度以上の地域にあるCCTVカメラを自動で選定し、選定したCCTVカメラを遠隔から自動的に旋回して得られる画像を繋ぎ合わせることで、パノラマ画像を作成する技術開発に取り組んでいます。

地震発生直後にパノラマ画像を作成する流れのイメージ


■関連する論文

今野新,前田安信,寺口敏生,関谷浩孝:CCTVパノラマ画像作成プログラムの検証,土木情報学シンポジウム講演集,土木学会,Vol.42,pp.191-194,2017.