設計段階における最適な調達に向けて
― 設計VEガイドライン(案) ―

平成16年10月

  国土交通省国土技術政策総合研究所
  総合技術政策研究センター
  建設マネジメント技術研究室


 今日、機能・品質の向上とコスト縮減の両立は、より一層重要な公共事業に関する政策課題となってきています。
VEは、機能とコストの対比により最適な価値の確保を目指す取り組みです。公共事業におけるVEは、「物の本質」を捉え、エンドユーザーである国民が望んでいる要求を、機能・品質の向上とコスト縮減を両立させながら最適な調達を実現することに他なりません。
 国土交通省では土木設計に係るVEの試行を平成9年度より継続して実施しておりますが、設計VEは質・量ともに未だ十分ではありません。それにも関わらず設計VEが定着しない要因には、意義や有効性に対する理解不足、土木設計におけるVE検討の実施手順が不明確、などの理由があります。
 設計VEガイドライン(案)は、見直しの自由度が高い設計段階におけるVE検討の的確かつ効率的な実施に資するよう、設計VEの実施手順、実施体制などについて、基本的な考え方を整理したものです。
 本ガイドライン(案)の活用により設計の最適化が図られ、良質なモノを低廉な価格で調達することが促進されれば幸いです。
 また、土木設計のVE検討が更に実施されやすいものとなるよう、一定の試用期間(概ね1年)を経た後に使用いただいた皆様の意見を集約し、本ガイドライン(案)を改善していきたいと考えています。


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設計VEガイドライン (一括ダウンロード 2,607KB)

  1. はじめに (21KB)

   1.1 背景
   1.2 VEのねらい 〜VEをより知ってもらうために〜
   1.3 設計VEを取り組むことにより期待される効果
   1.4 ガイドラインの目的及び位置づけ

  2. 設計VEについて (21KB)
   2.1 経緯
   2.2 概要

  3. 設計VEガイドライン (806KB)
   3.1 基本原則
   3.2 対象業務
   3.3 実施時期及び検討内容
   3.4 実施手順
   3.5 設計VEのための人材と体制

  4. おわりに (11KB)
   4.1 今後の展開
   4.2 理解を深めるために

  ■参考資料編 様式集(例) (1,752KB)

  ■巻末資料編 (27KB)
   ■ 公共工事に関する入札・契約制度の改革について(平成5年12月:抜粋)
   ■ 公共工事の建設費の縮減に関する行動計画(平成6年12月:抜粋)
   ■ 建設産業政策大綱(平成7年4月:抜粋)
   ■ 公共工事の品質に関する委員会報告書(平成8年1月:抜粋)
   ■ 公共工事の品質確保等のための行動指針(中間報告:平成9年7月:抜粋)
   ■ 設計VEの試行に関する手続きについて(平成9年10月23日)




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