平成17年1月
国土交通省 国土技術政策総合研究所
総合技術政策研究センター
建設システム課

「総価契約単価合意方式」の試行工事フォローアップ結果
(中間とりまとめ)


 「総価契約単価合意方式」の平成13〜15年度試行工事36件について、受注者、発注者双方へのアンケートによるフォローアップを行い、このうち、平成16年3月末までに工期末を迎えた16件の工事について、その結果をとりまとめました。


(1)「総価契約単価合意方式」 ※別紙「総価契約単価合意方式(試行)の概要」
  1. 現在の契約方式で指摘されている、双務性の不足、変更時等の金額協議が円滑に進まないといった課題を踏まえ、多様な入札・契約方式の試行の一つとして平成13年度より試行を実施
  2. 総価契約後、その内訳として工種ごとの単価について、乙が提出した単価表を基に、甲乙間で協議・合意し、その合意単価について書面により締結する

(2)フォローアップ方法等の概要

 1. フォローアップの方法
 双務性、作業性等の観点から、本方式の効果の検証、合意方式・手順等の課題を整理し、改善を図っていくことを目的とする。

 2. フォローアップの方法
 発注者、受注者双方へアンケート形式の調査を実施

 3. 試行工事件数
発注年度 H13 H14 H15 合計
試行工事の件数 2件 12件 22件 36件
今回のフォローアップ結果の対象件数
(平成16年3月工期末)
2件 7件 7件 16件
 注)上記以外に平成16年度試行発注(予定)工事が4件あり

(3)試行工事フォローアップ結果(中間とりまとめ)の概要
   ※別添のとおり

(4)効果の検証及び課題の整理

 1. 効果の検証
●双務性の向上
●変更時等の円滑な金額協議
 発注者側、受注者側の双方から、期待される上記効果の発現を確認

 2. 課題と改善策
●発注者側の作業量増加の要因として、協議時の資料作成でシステムが対応していないこと(一定幅を超えているか否かのチェック機能など)や、手順・手法が不明確な部分があるなどの意見について
 合意実施手順・手法の改善を実施した他、ユニットプライス型積算方式の積算システムでは、単価協議の補助資料作成機能を付加する予定

●単価合意時の目安について
 これまでの試行で目安とした±10%は、単価協議にあたっての一つの判断材料であり、あくまで単価設定の理由を受注者へ確認する「目安である」という位置付けをより明確にした運用(例えば、一定幅を超えていても、乙側の単価設定の説明において、著しく不合理な点等 もしくは、計算・計上区分の誤りが認められなければ合意)

(5)その他

 フォローアップは、平成16年度も引き続き実施予定


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