研究成果 論文(概要)
タイトル
生活道路対策エリア外周道路の渋滞対策によるエリア通過車両抑制効果に関する研究
概要
生活道路の交通安全対策は、通過車両の速度抑制と、抜け道として通過する車両の抑制を図ることが基本となる。このうち、通過車両を減らすためには、周辺の幹線道路の交通円滑化や渋滞対策も有効と考えられる。幹線道路の渋滞対策としてバイパス等の道路整備や道路拡幅等を行った際、生活道路の抜け道利用も減少する事例が示されている。しかし、これらの渋滞対策はコスト面での負担が大きく対策完了までの時間も要してしまう。
本研究では、生活道路の外周の幹線道路の渋滞対策として、小規模な交差点改良を行うことで、抜け道利用を減らすことが出来るか検証を行った。具体的には、ETC2.0プローブデータを用いて対策前後の交通状況の比較を行い、対策による幹線道路の円滑化と、生活道路エリアの通過交通の変化を分析した。
書誌情報
土木学会第77回年次学術講演会講演概要集
著者
村上 舞穂, 池田 武司, 小林 寬