研究成果 論文(概要)
タイトル
速度抑制効果及び走行安全性の観点からの40km/h路線へ適応するハンプの形状に関する実験的研究
概要
ハンプやスムーズ横断歩道などの物理的デバイスの導入により、規制速度が30km/hを超える路線においても、自動車の速度抑制、ひいては無信号横断歩道の安全性向上が期待できる。そこで本研究は、技術基準から高さや勾配を緩和した形状のハンプを走行する実験によって、規制速度が40km/hの路線に適応するハンプの形状を速度抑制効果及び走行安全性の観点から検証した。
今回検証した形状では、目標とした速度40km/hを超えて走行した場合に不快感・危険感の上昇が大きく、40km/hを超えた速度で走行する自動車への速度抑制効果が期待出来る結果となった。ただし、形状によっては、不快感が小さいため速度抑制効果への期待が低いものや、ハンプ進入時の急減速の発生が懸念されるものもみられた。
書誌情報
第42回交通工学研究発表会論文集 Vol.42
著者
森 文香, 池田 武司, 村上 舞穂, 平川 貴志, 小林 寛