研究成果 論文(概要)
タイトル
横断需要の多い駅前の無信号横断歩道における二段階横断施設の整備による交通挙動の変化
概要
本研究は、今後、二段階横断施設の整備を検討する際に参考となる知見を示すことを目的として、東松戸駅前に整備された二段階横断施設について整備前後にビデオカメラによる調査を行い、撮影されたデータから自動車と歩行者の挙動の変化を把握し整備による効果を分析した。
その結果、歩行者が横断する場合の横断待ち時間の減少が確認されるとともに、歩行者が横断を開始するかどうかを判断しやすくなっている可能性が確認された。また、自動車の停止割合の上昇が確認された一方、自動車の円滑性についても影響は小さいと考えられることも確認された。課題については、今回調査した範囲では特に確認されなかった。
書誌情報
第63回土木計画学研究発表会・講演集 Vol.63
著者
平川 貴志, 杉山 大祐, 大橋 幸子, 小林 寛