研究成果 論文(概要)
タイトル
曲線と道路-安全な道路のために-
概要
道路はできるだけまっすぐな方がよいと思いませんか。運転があまり得意でない方なら特にそう思うかもしれません。余計なハンドル操作は不要で、短い距離を短い時間で到着できた方が効率的です。
しかし、実際にはさまざまな要因でそのようにはなっていません。例えば、山道では左右に曲がりくねった道路が数多く存在しています。
曲線の道路が効果を発揮する例もあります。例えば、直線の道路が長く続く場合に、信号機がなく景色の変化が単調となると、運転者に眠気がおそってくることがあります。道路に緩やかな曲線があることによって風景に変化がおこり、運転者の集中力が途切れにくくなることがあります。
本稿では、道路の形状をあえて曲線としている例を取り上げ、その目的や効果を紹介します。
書誌情報
土木技術 Vol.76,No.5
著者
間渕 利明, 大橋 幸子