研究成果 論文(概要)
タイトル
自転車通行空間における路上駐停車対策のための植樹帯を利用した駐停車空間に関する構内実験
概要
自転車通行空間上の路上駐停車対策のため、植樹帯(歩道の一部)を利用した駐停車空間を検討した。具体的には、駐停車空間の全長、停車ますの数、走行する自動車の種類等を種々変更した走行実験を行い、停車ますからのはみ出しや駐停車に要した時間等を計測し、自転車通行の安全性の観点から、駐停車空間の構造を検討した。その結果、前進駐車が可能な構造といわゆるバック駐車が必要な構造とを比較すると、バック駐車が必要な構造は、駐停車車両が駐停車の際に自転車通行空間を閉塞する時間が長く、進入速度も速かった。このため、植樹帯を利用した駐停車空間は、駐停車車両が前進でスムーズに停車帯に進入可能な構造とすることが望ましいことがわかった。
書誌情報
土木計画学研究・講演集 Vol.61
著者
掛井 孝俊, 高橋 歩夢, 小林 寛