研究成果 論文(概要)
タイトル
二段階横断施設における歩行者の横断判断に関する一考察
概要
無信号の単路部での歩行者横断事故の対策として、道路の中ほどに交通島を設け、歩行者を二段階で横断させる方法がある。歩行者は、一段階目の横断では右方向、二段階目の横断では左方向の車両のみ確認すればよいため、自動車が接近している場合の横断判断が容易になると考えられる。さて、二段階横断施設の設置にあたっては、当該道路の自動車交通量、歩行者交通量に対し適用可能か確認する必要がある。この中で、歩行者の横断判断のタイミングは通行可能な交通量に影響する要素となる。二段階横断施設での横断判断に関する研究は浜岡らがあるものの、適用交通量の検討に当たり十分な知見が蓄積されているとはいえない。そこで本研究では、二段階横断施設における歩行者の横断判断について、通行する自動車の速度、車種を変え実験により確認することとした。
書誌情報
土木学会第74回年次学術講演会講演概要集
著者
大橋 幸子, 杉山 大祐, 小林 寛