研究成果 論文(概要)
タイトル
平坦部の延長が異なるハンプの通行状況
概要
生活道路における交通安全対策として物理的デバイスの設置が有効である。「凸部・狭窄部及び屈曲部の設置に関する技術基準」が策定され、速度抑制等に効果的なハンプの標準的な形状が示されたが、生活道路の道路構造や沿道環境は様々であることから、それぞれの道路に対応できる様々な形状の工夫や設置方法に関する知見が必要である。そこで本研究では、平坦部の長さが異なる複数のハンプにて通行実験を行った。通行実験より、平坦部の長さが異なるハンプのケース別の速度抑制効果、車両挙動の違いを確認した。また、ハンプ通行時のドライバー意識を把握するためのアンケートを実施し、高い速度の出しづらさ、運転のしづらさ、実際の道路に設置した際に期待できる効果を調査した。
書誌情報
第39回交通工学研究発表会論文集
著者
野田 和秀, 大橋 幸子, 小林 寛