研究成果 論文(概要)
タイトル
自転車のGPSデータを用いた自転車通行経路の効率的な把握手法に関する研究
概要
2012年11月に発出された「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」や2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」において、自転車の利用実態の把握が自転車ネットワーク計画の策定を促進する上で重要であるとされている。自転車の利用実態の把握が自転車ネットワーク計画の策定を促進する上で重要であるとされている。自転車の利用実態のうち、自転車の通行経路を効率的に把握する手法としてスマートフォンを活用した調査があるが、常時観測には不向きという課題がある。
そこで、本研究では、コミュニティサイクルやシェアサイクル等の常時観測可能なGPS位置情報データ等の情報通信技術の活用により、自転車の通行経路を把握するため、自転車の通行経路が把握可能な取得間隔の検討を行った。その結果、30秒程度の取得間隔でGPS位置情報を取得すれば、自転車の通行経路を把握できることが確認された。
書誌情報
交通工学論文集第6巻第2号(特集号A)
著者
高橋 歩夢, 掛井 孝俊, 小林 寛, 尾崎 悠太