研究成果 論文(概要)
タイトル
路面構造の工夫が効果的な生活道路空間の条件に関するVRを用いた検討
概要
幅員の狭い生活道路においては、「人間重視」の空間整備を行うことが望まれる。こうした空間整備の方法の一つに、一般的なアスファルト舗装から、舗装の種類や色分けパターン等路面に工夫を施す方法がある。こうした路面の工夫による走行速度や道路利用者の意識に及ぼす影響はある程度明らかになっているが、沿道環境や交通状況を踏まえた路面の違いが及ぼす影響の変化については明らかにはなっていない。そこで本研究では、沿道環境が住宅地及び観光地の2場面で、自動車歩行者交通量及び歩行者の通行位置等が異なる道路空間を作成し、ヘッドマウントディスプレイを用いたVR上の通行体験を行い、走行速度調査やアンケート調査を行った。そのうえで、得られたデータをもとに、沿道環境及び交通状況毎の路面による歩車挙動の変化を比較した。
書誌情報
土木計画学研究・講演集 Vol.60
著者
杉山 大祐, 大橋 幸子, 小林 寛