研究成果 論文(概要)
タイトル
速度抑制効果を有する二段階横断施設の構造に関する調査
概要
車両の速度を抑制して歩行者の安全性を向上させることが望まれる道路において、横断歩行者の事故が多い場合には、車両の速度抑制効果を有する二段階横断施設を活用することが考えられる。そこで本研究は、無信号の単路部において、車両の速度を抑制する二段階横断施設の構造を示すことを目的とした。研究では、二段階横断施設の構造のうち、車線のシフト形状と、横断歩道部分のハンプ化に着目し、試験用の走路に複数のパターンの二段階横断施設を併設して走行実験を行った。その結果、車線のシフトの区間長を20mとした構造、11mとした構造、横断歩道部分をハンプ化した構造の二段階横断施設で速度抑制効果を有すること、交通島の見つけやすさや走行位置に問題が生じないと考えられること等を確認した。
書誌情報
土木計画学研究・講演集 Vol.60
著者
大橋 幸子, 杉山 大祐, 小林 寛