研究成果 論文(概要)
タイトル
ETC2.0可搬型路側機の効果的な活用に向けた研究
概要
国土技術政策総合研究所では、ETC2.0プローブ情報等のビッグデータの交通安全対策検討への活用方法の検討を進めている。ETC2.0プローブ情報は道路に設置された路側機を専用の車載器を搭載した車両が通過することでデータが収集されるが、路側機は主に高速道路や直轄国道に設置されており、路側機までの距離や車載器のデータ蓄積容量の問題から、路側機から遠いなどの理由で十分にデータが収集できていない地域が存在するという課題がある。そのため、地域によってはETC2.0プローブ情報による分析が困難な場合がある。
本稿では、小型で既存の支柱等に簡単に取り付けることができ、常設の路側機と同様のデータを収集することが可能であるETC2.0可搬型路側機について、その設置効果について分析を行った結果を報告する。
書誌情報
第33回日本道路会議論文集
著者
川瀬 晴香, 掛井 孝俊, 小林 寛