研究成果 論文(概要)
タイトル
冬期道路の立ち往生車発生傾向
概要
近年、異常降雪に伴う交通障害として、大規模な車両滞留や長時間の通行止めが発生(2018年2月福井・石川等)している。国土交通省では「冬期道路交通確保対策検討委員会」を設置し、集中的な大雪に対する道路交通への障害を減らすための対策等の提言をとりまとめた(2018年5月「大雪時の道路交通確保対策 中間とりまとめ」)。
国土技術政策総合研究所では、異常降雪に伴う交通障害の原因となるスタック車(以下「立ち往生車」という。)の発生に関し、立ち往生車の発生箇所の特徴を整理し、立ち往生に強い道路構造(付加車線、登坂車線等の設置)やリスク箇所の事前把握など、予防的対策の検討を行っている。
本報告では、2017年度に実施した立ち往生車の発生の基本傾向をとりまとめた結果を報告する。
書誌情報
土木技術資料 Vol.61,No.4
著者
池原 圭一, 川瀬 晴香, 小林 寛