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コミュニティ・ゾーン

生活道路で歩行者が関わる交通事故
コミュニティ・ゾーン形成事業
道路空間高度化研究室における研究

生活道路で歩行者が関わる交通事故  TOP
 交通事故は交通量の多い幹線道路で起こるばかりでなく、身近な生活道路でも発生します。実際、交通事故の半数以上が住宅地区内を中心とする生活道路において発生すると言われており、ふだんの暮らしの中での交通安全が強く望まれるところです。1997年に市街地で発生した歩行者が関わる交通事故の発生場所と内容(下図)をみると、非幹線系道路の事故は、単路(交差点と交差点との間の道路上)で発生することが多く、その形態としては、「対面通行中」や「背面通行中」など、歩行者が道路を通行している際に、前方あるいは後方から来た自動車との間で事故に至ったケースが比較的多いことがわかります。生活道路では、これ以外にも、通過交通の進入や自動車速度の上昇により、快適な歩行の阻害や、騒音・振動の発生、居住の快適性の喪失など、様々な問題が垣間見られています。
グラフ 市街地において歩行者が関わる交通事故の発生場所と内容
市街地において歩行者が関わる交通事故の発生場所と内容(1997年)

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 このような道路での交通事故を防止し同時に通過交通や自動車速度を抑制して、生活道路での安全性や快適性、利便性を向上するために、1996年度から『コミュニティ・ゾーンの形成』が進められています。コミュニティ・ゾーンとは、「歩行者の通行を優先すべき住居系地区等において、地区内の安全性・快適性・利便性の向上を図ることを目的として、面的かつ総合的な交通対策を展開する、ある一定のまとまりをもった地区」と定義づけられます。コミュニティ・ゾーン形成の視点、基本的考え方、形成の手順、体制、整備効果等に関しては、下記の図書をご覧下さい。
1) 警察庁交通局/建設省都市局・道路局監修、社団法人交通工学研究会発行「コミュニティ・ゾーン形成マニュアル−地区交通総合マネジメントの展開」、1996年(販売:丸善)
2) 警察庁交通局/建設省都市局・道路局監修、社団法人交通工学研究会発行「コミュニティ・ゾーン実践マニュアル」、2000年(販売:丸善)
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 コミュニティ・ゾーンでは、1)ゾーンの境界を示す交通規制や一方通行規制等の交通規制と、2)ハンプ(路面を盛り上げたコブ)や狭さく(車道幅を局所的に狭めた部分)などの速度抑制策(物理的デバイスと呼ぶ。)が設置されます。物理的デバイスにはその特徴から図のような種類があります。

 道路空間高度化研究室では、これらの物理的デバイスの速度抑制効果について調査・分析を進めており、例えば、@ハンプの形状、Aハンプの設置間隔、B狭さくの形状と設置間隔などについて実験等を通じて提案しています。

図 物理的デバイスの種類
物理的デバイスの種類

写真 路線バスの通行を考慮したハンプ
路線バスの通行を考慮したハンプ
写真 横断歩道と組み合わせたハンプ
横断歩道と組み合わせたハンプ
写真 仮設ハンプの公道上通行実験
仮設ハンプの公道上通行実験
写真 片側狭さく
片側狭さく
写真 両側狭さく
両側狭さく
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道路研究部 道路空間高度化研究室

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