最終更新日:2008/3/28

水中・土中構造物変状検知センサーの開発

変状検知センサー活用イメージ
変状検知センサーの活用イメージ

 護岸や根固め工といった河川構造物は通常水中あるいは土中の没しているため目視による点検ではその変状を発見することは困難です。そこで、本研究では導線等の敷設も電波法上の届け出も不要な微弱電波を用いた通信技術を用いた変状検知センサーを開発しいます。水中や土中では電波の減衰が激しく遠距離通信は不可能ですが、ここでは微弱電波によるアドホック通信技術という原理を用いて、微弱電波による変状信号の通信を可能にしております。現在、当研究室の涸沼川洪水観測施設に簡易護岸を建造し、洪水流による護岸ブロックの流出を検知するモニタリング試験を行っております。

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河川構造物の変状検知機器の活用に関する研究

変状検知センサーの例
変状検知センサーの例

 河川堤防等の河川構造物は、延長が長く、その大半は水中あるいは土中に没しているため、その適切な管理水準の維持には多大なコストを要します。出水中の堤防の変状は、直ちに破堤につながる可能性があり、早急な対応が必要となります。また、河床変動等の河道の変化・変状は、流下能力の低下や護岸基礎の弱体化につながるため未然に検知またはモニタリングして、対応することが望まれます。河道・河川構造物の変状を検知・測定する機器は各種開発されており、すでに各現河川に導入されている事例もあります。しかしながら、変状測定の精度や適用範囲、使用上の留意事項等は明らかになっておらず、所定の性能を発揮していない事例も多々見受けられます。そこで、本研究ではこれらの機器を総合的に評価し、観測精度や保守点検の容易性等の性能を見極めた上、これらの機器を用いた効率的な河川管理手法の提案を行っていくこととしています。