河川構造物管理研究セミナー 開催報告

開催日時 平成28年3月1日(火) 9:30 〜 12:30
会場 九段第3合同庁舎11階共用会議室1−1、1−2
参加人数 約90名
パンフレット PDFファイル(197KB)
主催 国土交通省 国土技術政策総合研究所  国立研究開発法人 土木研究所
後援 (公社)土木学会  (一社)建設コンサルタンツ協会
(一社)日本建設業連合会   (一社)河川ポンプ施設技術協会
その他 土木学会認定CPDプログラム

【セミナー概要】

セミナーの概要を以下の通り報告いたします。

【特別講演】ICTを活用したインフラ維持管理の取り組み〜産学官連携による実践的な研究開発〜
    東京大学大学院 情報学環 (特任教授) 石川 雄章

 ICTを活用したインフラ維持管理の取り組みについて、産官学連携により行われている実践的な研究開発の事例とともに、ICTの活用の視点、戦略的維持管理を実現するための方法論について紹介して頂きました。
>>配付資料(PDF:4.34MB)
1.河川構造物の効率的維持管理に向けて(河川構造物管理研究TF活動報告)
   国土交通省 国土技術政策総合研究所 (河川研究部 河川構造物管理研究官) 杉原 直樹

 本セミナーの事務局である河川構造物管理研究タスクフォースの昨年度の活動について報告いたしました。
>>配付資料(PDF:168KB)
2.最近の河川管理の動向
   国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 (河川保全企画室 課長補佐) 藤田 正

 河川構造物点検の法令上の規定及び施設の状況の説明と点検結果の評価の考え方について最新の検討状況を紹介して頂きました。
>>配付資料(PDF:671KB)
3.河川管理における先進事例紹介〜堤防除草に関する新たな取り組み(試行)について〜
   国土交通省 北陸地方整備局 信濃川下流河川事務所(管理課 管理係長) 山ア 友子

 河川管理の現場で取り組まれている管理効率化に向けた先進的な事例として、堤防除草によって生じる刈草を酪農家や下水処理場へ提供することにより有効活用を図る取り組みを紹介して頂きました。
>>配付資料(PDF:1.44MB)
4.堤防及び河川構造物の総合的な点検・診断技術の実用化に関する研究報告
   国立研究開発法人 土木研究所
(地質・地盤研究グループ 土質・振動チーム 上席研究員) 佐々木 哲也

樋門・樋管周り等の空洞化に関する堤防機能低下過程の解明、樋門・樋管のコンクリート部材及び鋼矢板護岸の劣化状況の明確化並びに非破壊検査技術の適用性に関する研究開発を紹介して頂きました。
>>配付資料(PDF:7.69MB)
5.3次元点群データの河川管理への適用可能性について
   国土交通省 国土技術政策総合研究所 防災・メンテナンス基盤研究センター
(メンテナンス情報基盤研究室 主任研究官) 近藤 弘嗣

 航空レーザー測量等により得られる、対象物の表面形状を網羅的に把握する3次元点群データを河川管理に利活用する可能性について紹介して頂きました。


年度末のお忙しい時期にもかかわらず、約90名の方にご参加いただき、盛況のうちにセミナーを終了することができました。
ご参加いただいた皆様、当日の発表された皆さま、大変ありがとうございました。
平成28年度も開催を予定しておりますので、是非ご参加ください。

(文責:河川構造物管理研究タスクフォース 事務局)


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