公園管理者のための生物被害対処ガイド
都市公園等において健康被害等を与えうる生物の情報と被害の予防・低減について



被害が発生した際の対処手順(フロー)

 生物被害の発生時の対応方法について、例を示しています。
 対応方法は、被害者の状況や危険生物の種類、公園の状況によって異なってくることから、以下の例を参考に、各公園での対応方法について、日常から確認・整理することが望まれます。また、警察、消防、自治体の野生生物管理等の部局や猟友会等の地元団体と普段から連絡を取り合うことも重要です。毒ヘビに対する血清(抗毒素)を備えている病院も把握しておくとよいでしょう。
 なお、重篤な人的被害が出ている場合は、すみやかな救急車等の手配を行うとともに、救急隊員や医師等の指示に従ってください。



❖ 1. 被害者が大ケガをしている場合

 被害者が大ケガをしている場合は、 ①負傷者の安全場所などに搬送する、被害をもたらした生物を排除するなど安全を確保、 ②すみやかに救急車の手配を実施、 ③応急手当を実施します。ただし、複数人で対応可能な場合は、②と③は同時に対応するとよいでしょう。
《緊急連絡先の例》
警察:110、消防:119、海上保安庁:118
近隣の警察署、交番、消防署、病院、診療所等の電話番号の整理
疫病、感染症等の場合は、保健所、衛生研究所、病院等へ連絡

❖ 2. ケガの程度が軽く緊急性の低い場合

 危険性や緊急性が低い生物の場合は、①対象の種の確認を行い、②発生している被害の内容や状況を確認し、③対策の必要性を検討します。


❖ 3. 生物の除去が必要な場合

 対象生物の除去が必要な場合は、①生物種を確認し(生物の種類により対応が異なる)、②関係部局:野生生物保護(陸域生物の場合)、もしくは水産(魚類等の場合)に関する自治体窓口への連絡を行い、対応方法を確認し、③除去(捕獲・殺処分等)を実施します。

《関係部局の例》
・陸域生物:都道府県の野生生物管理課、農政課等。出先機関(都道府県政総合センター、地域振興局等)が窓口の場合もある。
・水生生物(魚類等):都道府県水産課等。出先機関(都道府県政総合センター、地域振興局等)が窓口の場合もある。
・駆除業者についても必要に応じて把握しておく。


❖ 4. 生物の除去が不要な場合

 対象の生物の除去が必要な場合にも、今後の被害要因となる場合もあるため、①生物種を確認し、②分布・生息状況を把握、③定期的な点検を継続して被害の有無等の確認を行います。


☞ 被害から原因生物を特定するためのフローはこちら >
戻る