石川県加賀市の基本情報
認定都市概要
加賀市は、大日山に源を発する大聖寺川・動橋川が日本海に注ぎ、それぞれの流域に開けた森や水に恵まれた地域です。城下町であった大聖寺には現在でも当時の町割りや祭事が残り、城下町文化が息づいています。また、北陸を代表する山代・山中・片山津の3つの温泉地があり、入湯客へのもてなし文化の醸成と、さらに九谷焼や山中漆器をはじめとする伝統工芸や山中節などの伝統芸能が継承され、固有の歴史的風致を形成しています。
都市の状況 |
地方公共団体の区分 | その他の市 |
人口 | 64,667 |
市域面積(ha) | 30,587 |
都市計画地域の有無 | 有り |
都市計画地域面積(ha) | 14,619 |
歴史的風致維持向上計画の認定 |
最初の計画認定 | 令和3年3月23日 |
最終の計画変更 | 令和3年3月23日 |
二期計画の有無 | 無し |
認定の背景・目的 |
国の認定(お墨付き)を受けることで、市民の意識啓発を図り、これまで十分には取り組めていなかった歴史まちづくりを進めるため |
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維持向上すべき歴史的風致項目
歴史的風致項目 | 人々の活動タイプ |
主要な活動 | 付随的な活動 | 「その他」の内容 |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(御願神事や敷地天神講にみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(山口玄蕃供養祭にみる歴史的風致) | 顕彰に係るもの | | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(お松囃子をはじめとする能楽のたしなみにみる歴史的風致) | 信仰に関わらない行事 | 文化的活動(娯楽・行楽) | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(坂網猟にみる歴史的風致) | 産業・生業 | 生活習慣・風習 | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(茶の湯文化にみる歴史的風致) | 文化的活動(娯楽・行楽) | 生活習慣・風習 | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(城下町大聖寺の賑わいと十万石まつりにみる歴史的風致) | 産業・生業 | | |
城下町大聖寺にみる歴史的風致(桜まつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
温泉文化にみる歴史的風致(菖蒲湯まつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
温泉文化にみる歴史的風致(八朔まつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
温泉文化にみる歴史的風致(こいこい祭にみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
温泉文化にみる歴史的風致(医王寺の甘茶まつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
温泉文化にみる歴史的風致(片山津温泉湯のまつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
「ぐち」なものづくり文化にみる歴史的風致(九谷焼にみる歴史的風致) | 産業・生業 | | |
「ぐち」なものづくり文化にみる歴史的風致(山中漆器にみる歴史的風致) | 産業・生業 | | |
浜辺のいとなみにみる歴史的風致 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
大聖寺川・動橋川流域の生活文化にみる歴史的風致(炭焼きにみる歴史的風致) | 生活習慣・風習 | | |
大聖寺川・動橋川流域の生活文化にみる歴史的風致(ぐず焼きまつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
大聖寺川・動橋川流域の生活文化にみる歴史的風致(茶づくりにみる歴史的風致) | 産業・生業 | | |
重点区域
区域設定の考え方 |
重点区域については、区域設定を行う前から、地域住民による伝統的な行事、祭礼、町並みの継承活動が行われるなど、歴史的風致の維持向上を図る努力を続けてきたところである。しかし、生活様式の多様化や少子高齢化等により、価値の高い歴史的建造物の維持が困難になっていること、活動の主体となっている地域団体が弱体化し、伝統的な行事・祭礼のまちづくりの担い手が不足するなど、加賀市固有の歴史的風致が失われつつあること。これらのことから、文化財や歴史的建造物等とそれらに結びついた人々の活動の維持や発展に重点的に取り組み、歴史的風致の維持向上を効果的に推進するものとして区域設定を行った。また、区域内にて各種事業や施策を行っていくことで、他の歴史的風致の維持向上にも効果を波及させ、加賀市全般の歴史的・文化的魅力の向上を目指すものとする。 |
重点区域の名称 | 都市の成り立ち | 要件となる文化財 | 種類 | 時代区分 |
城下町大聖寺区域 | 城下町 | 江沼神社長流亭 | 重要文化財(建造物) 住宅・民家 | 近世 |
歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
古都 | |
世界遺産 | |
無形文化遺産 | |
日本遺産 | ○ |
重伝建地区 | ○ |
重要文化的景観 | ○ |
歴史文化基本構想 | ○ |
文化財保存活用地域計画 | ● |
景観行政団体 | ○ |
景観計画 | ○ |
屋外広告物条例 | |
緑の基本計画 | ○ |
歴史公園 | |
街なみ環境整備事業 | ● |
歴みち | |
地方登録制度 | |
良好な景観形成に係る施策との連携
景観計画 | 済 |
景観条例 | 済 |
屋外広告物 (都道府県条例) | 済 |
屋外広告物 (市区町村条例) | |
高度地区 | |
地区計画 | 済 |
風致地区 | 済 |
緑地保全地域・ 特別緑地保全地区 | |
歴史的風土保存区域・ 歴史的風土特別保存地区 | |
伝建地区 | 済 |
自然公園 | 済 |
農業振興地域整備計画 | 済 |
凡例:歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
- 「○」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定前で、現在も行っている場合に該当
- 「●」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定後で、現在も行っている場合に該当
- 古都 ⇒ 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法)に基づく取り組み
- 世界遺産 ⇒ 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 無形文化遺産 ⇒ 無形文化遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 日本遺産 ⇒ 文化庁が認定する「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」としての取り組み
- 重伝建地区 ⇒ 文化財保護法、都市計画法に基づく「重要伝統的建造物群保存地区」としての取り組み
- 重要文化的景観 ⇒ 文化財保護法に基づく「重要文化的景観」としての取り組み
- 歴史文化基本構想 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が策定する「歴史文化基本構想」に基づく取り組み
- 文化財保存活用地域計画 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が作成する「文化財保存活用地域計画」に基づく取り組み
- 景観行政団体 ⇒ 景観法に基づく「景観行政団体」としての取り組み
- 景観計画 ⇒ 景観行政団体が策定する「景観計画」に基づく取り組み
- 屋外広告物条例 ⇒ 屋外広告物法に基づく条例・規則等を通じた取り組み
- 緑の基本計画 ⇒ 都市緑地法に基づく「緑の基本計画」を通じた取り組み
- 歴史公園 ⇒ 文化遺産や歴史的意義を有する土地における文化財の保護、復元等を目的とした公園整備の取り組み
- 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み
- 歴みち ⇒ 国土交通省「歴史的地区環境整備街路事業」、「身近なまちづくり支援街路事業」としての取り組み
- 地方登録制度 ⇒ 重要文化財等以外の文化財でその区域内に存するもののうち、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものを地方公共団体の文化財に関する登録簿に登録できること
凡例:良好な景観形成に係る施策との連携
- 「済」 ⇒ 制定済みの条例・計画等
- 「予」 ⇒ 今後、制定予定の条例・計画等
- 景観計画 ⇒ 景観法に基づいて景観行政団体が、景観形成の基本方針や具体的な基準等を定めた計画
- 景観条例 ⇒ 景観法に準拠せず、市区町村が独自に景観形成に係る指針等を定めた条例
- 屋外広告物 ⇒ 都道府県又は市区町村が、屋外広告物のデザインや設置に関する指針等を定めた条例
- 高度地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めた地区
- 地区計画 ⇒ 都市計画法に定められている、住民合意に基づいて、建築物等に対する行為制限を定めた計画
- 風致地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、都市の自然美を維持するために建築物や樹木に対する行為制限等を定めた地区
- 緑地保全地域・特別緑地保全地区 ⇒ 都市における良好な自然的環境となる緑地において、建築行為など一定の行為の制限などにより現状凍結的に保全する地区
- 歴史的風土保存区域・歴史的風土特別保存地区 ⇒ 古都における歴史的風土を保存するため必要な土地の区域
- 伝建地区 ⇒ 文化財保護法に基づいて、市町村が定める「伝統的建造物群保存地区」
- 自然公園 ⇒ 自然公園法に基づいて、自然環境の保護と適切な利用の促進を目的に指定された地域
- 農業振興地域整備計画 ⇒ 市町村が農用地の利用、開発、保全等について定めた計画
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