栃木県下野市の基本情報
下野国分寺跡の空撮
八坂祭の様子
下野薬師寺跡の復原回廊
認定都市概要
下野市は、西部に姿川、思川が、東部には田川、鬼怒川が南流し、南へ緩やかに傾斜し南北に伸びる台地の周辺に段丘面を形成しています。水はけがよく通風に優れ、日当たりが良好で眺望がきく地形により、古代から現代まで、遺跡や集落等は河川、沢等に近い台地部に継承され、各時代の遺構が重複して発見されています。そのような連綿と続く集落生活に溶け込みながら、各時代や地域において本市特有の歴史的風致を形成しています。
都市の状況 |
地方公共団体の区分 | その他の市 |
人口 | 60,175 |
市域面積(ha) | 7,459 |
都市計画地域の有無 | 有り |
都市計画地域面積(ha) | 7,459 |
歴史的風致維持向上計画の認定 |
最初の計画認定 | 平成31年3月26日 |
最終の計画変更 | |
二期計画の有無 | 無し |
認定の背景・目的 |
城郭や神社仏閣、重伝建地区といった中核となる歴史資源の周辺の環境整備を行うため |
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維持向上すべき歴史的風致項目
歴史的風致項目 | 人々の活動タイプ |
主要な活動 | 付随的な活動 | 「その他」の内容 |
薬師寺地域にみる歴史的風致(薬師寺地区の祭礼及び伝統行事) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
国分寺地域にみる歴史的風致(国分寺地区の祭礼及び伝統行事) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
国分寺地域にみる歴史的風致(下野国分寺跡、下野国分尼寺跡の顕彰活動) | 顕彰に係るもの | | |
天王様にみる歴史的風致(天王様(祇園祭)) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | 信仰活動に関わる風習 | |
太々神楽にみる歴史的風致(神社で行わる太々神楽) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | 顕彰に係るもの | |
干瓢生産にみる歴史的風致(干瓢生産) | 産業・生業 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事),信仰活動に関わる風習,文化的活動(娯楽・行楽) | |
ワラデッポウにみる歴史的風致(ワラデッポウ) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | 信仰活動に関わる風習,生活習慣・風習,顕彰に係るもの | |
重点区域
区域設定の考え方 |
本計画における重点区域は、国指定の文化財を中心としてその他の多様な歴史的な要素が集積し、歴史と伝統を反映した人々の生活が現在も展開され、それらが一体となって、本市の良好な環境を形成している範囲とするとともに、歴史的風致を構成する要素や活動の維持や発展に寄与する施策を重点的に実施することにより、歴史的風致の維持向上が効果的に得られる範囲とする。
本市の歴史文化の発展の基盤をなす地域として、国指定の史跡である下野薬師寺跡、下野国分寺・下野国分尼寺跡周辺は本市の歴史的風致を形成しており、今後の歴史文化を活かしたまちづくりの拠点としても重要な位置づけにある。
これらの状況を踏まえ、本計画では、「天王様にみる歴史的風致」と「干瓢生産にみる歴史的風致」の一部を内包し、「下野薬師寺の創建にみる歴史的風致」の範囲である「薬師寺地区」、及び「国分寺地域にみる歴史的風致」である「国分寺地区」を重点区域として設定し、重点的かつ一体的な施策を展開することにより、本市のさらなる歴史的風致の維持・向上を図る。
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重点区域の名称 | 都市の成り立ち | 要件となる文化財 | 種類 | 時代区分 |
薬師寺地区 | 古都・その他 | 下野薬師寺跡 | 重要文化財(建造物) 寺院 | 古代 |
国分寺地区 | 古都・その他 | 下野国分寺跡、下野国分尼寺跡 | 重要文化財(建造物) 寺院 | 古代 |
歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
古都 | |
世界遺産 | |
無形文化遺産 | |
日本遺産 | |
重伝建地区 | |
重要文化的景観 | |
歴史文化基本構想 | ○ |
文化財保存活用地域計画 | |
景観行政団体 | ● |
景観計画 | ● |
屋外広告物条例 | ● |
緑の基本計画 | ● |
歴史公園 | |
街なみ環境整備事業 | ● |
歴みち | |
地方登録制度 | |
良好な景観形成に係る施策との連携
景観計画 | 済 |
景観条例 | 済 |
屋外広告物 (都道府県条例) | 済 |
屋外広告物 (市区町村条例) | 予 |
高度地区 | 予 |
地区計画 | 済 |
風致地区 | 予 |
緑地保全地域・ 特別緑地保全地区 | 予 |
歴史的風土保存区域・ 歴史的風土特別保存地区 | 予 |
伝建地区 | 予 |
自然公園 | 予 |
農業振興地域整備計画 | 済 |
凡例:歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
- 「○」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定前で、現在も行っている場合に該当
- 「●」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定後で、現在も行っている場合に該当
- 古都 ⇒ 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法)に基づく取り組み
- 世界遺産 ⇒ 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 無形文化遺産 ⇒ 無形文化遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 日本遺産 ⇒ 文化庁が認定する「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」としての取り組み
- 重伝建地区 ⇒ 文化財保護法、都市計画法に基づく「重要伝統的建造物群保存地区」としての取り組み
- 重要文化的景観 ⇒ 文化財保護法に基づく「重要文化的景観」としての取り組み
- 歴史文化基本構想 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が策定する「歴史文化基本構想」に基づく取り組み
- 文化財保存活用地域計画 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が作成する「文化財保存活用地域計画」に基づく取り組み
- 景観行政団体 ⇒ 景観法に基づく「景観行政団体」としての取り組み
- 景観計画 ⇒ 景観行政団体が策定する「景観計画」に基づく取り組み
- 屋外広告物条例 ⇒ 屋外広告物法に基づく条例・規則等を通じた取り組み
- 緑の基本計画 ⇒ 都市緑地法に基づく「緑の基本計画」を通じた取り組み
- 歴史公園 ⇒ 文化遺産や歴史的意義を有する土地における文化財の保護、復元等を目的とした公園整備の取り組み
- 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み
- 歴みち ⇒ 国土交通省「歴史的地区環境整備街路事業」、「身近なまちづくり支援街路事業」としての取り組み
- 地方登録制度 ⇒ 重要文化財等以外の文化財でその区域内に存するもののうち、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものを地方公共団体の文化財に関する登録簿に登録できること
凡例:良好な景観形成に係る施策との連携
- 「済」 ⇒ 制定済みの条例・計画等
- 「予」 ⇒ 今後、制定予定の条例・計画等
- 景観計画 ⇒ 景観法に基づいて景観行政団体が、景観形成の基本方針や具体的な基準等を定めた計画
- 景観条例 ⇒ 景観法に準拠せず、市区町村が独自に景観形成に係る指針等を定めた条例
- 屋外広告物 ⇒ 都道府県又は市区町村が、屋外広告物のデザインや設置に関する指針等を定めた条例
- 高度地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めた地区
- 地区計画 ⇒ 都市計画法に定められている、住民合意に基づいて、建築物等に対する行為制限を定めた計画
- 風致地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、都市の自然美を維持するために建築物や樹木に対する行為制限等を定めた地区
- 緑地保全地域・特別緑地保全地区 ⇒ 都市における良好な自然的環境となる緑地において、建築行為など一定の行為の制限などにより現状凍結的に保全する地区
- 歴史的風土保存区域・歴史的風土特別保存地区 ⇒ 古都における歴史的風土を保存するため必要な土地の区域
- 伝建地区 ⇒ 文化財保護法に基づいて、市町村が定める「伝統的建造物群保存地区」
- 自然公園 ⇒ 自然公園法に基づいて、自然環境の保護と適切な利用の促進を目的に指定された地域
- 農業振興地域整備計画 ⇒ 市町村が農用地の利用、開発、保全等について定めた計画
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